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当たり前の話だが、昔の三線の弦はナイロンやテトロンなどの化繊ではない。そもそも化繊など存在してはいない。全て絹の弦であったのだ。 小篠 敏之(おざさ としゆき) |
1.春に出来たマユの生糸(原糸)を半日間、水に含ませて何十本も束ねて左にヨリを掛けて糸を作る。この作業を下ヨリと呼ぶ。 春に出来たマユは、夏頃に生糸にするそうだ。この季節のマユは、楽器の弦として最適なニカワ質が豊富である。 鳥羽屋では、そんな理由から春に出来たマユしか使用しない。余談であるが、春以外のマユは着物などの絹に利用されるようだ。この季節以外のマユはニカワ質をあまり含まない。ニカワは着物の絹にとっては邪魔な存在となる。したがってマユの中の虫を殺してそのまま放置し、最後にニカワ質を洗い落として生糸にしたのが着物などの絹糸になるそうだ。 上の写真は養蚕の蚕から取った絹の原糸です。下の写真は天然の蚕から取った原糸です。三線用には不向きですが、参考のため写真を掲載しております。養蚕の原糸とは色あいが全く違います。
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沖縄三線の世界には「名工の秀作」の名工以外に 職人暦50年以上の職人がいる。 |