三線の仕様
Used三線(中古)
三線の型:真壁型
棹の材質:黒檀
皮の張り:蛇皮強化張り
棹の塗装:研ぎの後、研磨
カラクイ:黒檀
棹の作者:
付属品 :
Used三線の黒檀真壁型。
黒檀(こくたん)は東南アジアからアフリカに広く分布している、カキノキ科の常緑高木。 日本へは中国経由で輸入していたことから「唐木」と呼ばれることもある。
日本では仏壇や弦楽器などで良く使用されている。 成長が大変遅い事も特徴のひとつで、直径が18cmになるのに200年かかるとも言われており、その分かなり重硬で印材としても充分な強度を保持している。
歌口の際に塗膜の小さな欠けがあるが、そのほかには傷やへこみ、反りなどの変形等はない。中古棹としては非常に程度の良い部類にある。
当店が入手してすぐに研ぎをかけた後、研磨を施した。新品のような光沢がよみがえっている。
カラクイも研磨を施し、新品に近い光沢がある。
また、胴巻きだけは中古品というわけにはいかないので、新品の胴巻きを付けた。
(オーソドックスな尚家の家紋「左三つ巴」の柄で黒色の胴巻き)
強化張り胴も中古品ながら良く鳴っていると思う。
京都鳥羽屋製のポリエステル弦との組み合わせで、伸びる高音とふくよかな音色が相まった音色を醸し出している。強化張りとは相性の良い弦で、中低音が表現しにくい欠点を補っている。
因みに新品なら同じ強化張りで7~8万円程度の三線。