巨匠 銘苅春政氏の製作した与那城です。
胴は最高級本張りをお付けします。
この棹は最高級蛇皮本張りをお付けして、完成した三線としての販売です。胴や部あての追加料金はありません。
胴巻きをお選び下さい。
三線の仕様
三線の型:与那城
棹の材質:最高級黒木
皮の張り:最高級蛇皮本張り
棹の塗装:比屋根 スンチ塗り
カラクイ:黒檀
棹の作者:銘苅春政
付属品 :水牛製バチ、ウマ(黒檀1、竹1)予備弦セット1
銘苅氏製作の最高級黒木の与那城。
最高級黒木の中でも上質な部類に入る材で製作してもらった。ただ、昨今の銘苅作与那城のような細い棹ではなく、特別に少し太めに作ってもらった。
「太目」とは言え、銘苅棹にしては太目だが、普通の太さなので、女性の方が持っても、何の違和感もないと思う。
数年前に銘苅氏は目の病気により新規の三線製作の受付を停止されていた。しかし、手術され、現在では受注を再開され元気に製作されている。
数か月前にテレビ番組で特集されていたのは記憶に新しい。
また、棹の心にある銘は銘苅氏の直筆によるもの。
棹の塗は比屋根氏のスンチ塗。ここの塗は刷毛目が全くなく、ピアノのような鏡面仕上げとなっている。このため棹の鶉目などが際立って現れているので、本当に美しい棹に仕上がっている。
今回は棹のままの写真を掲載しているが、三線に仕上げての販売となる。蛇皮本張りは最高級ランクの蛇皮を使った胴をお付けする。
下方に通常ランク皮と最高級ランク皮を対比した画像を掲載しているので参照されたい。
また、胴は受注生産となるためご注文からお渡しまでは約3~4週間のお時間を頂戴している。
カラクイも当店在庫のものであれば、ご希望のをお付けする。
また、この三線をお買い上げの方限定で、当店が製造販売している高級刺繍胴巻を、通常価格36,000円のところ、20%引きの特別価格でご提供する。
こちらはデザインや家紋など、細やかにご要望をお聞きできるので、胴と同じくらいのお時間は掛かる。
これまではこの棹なら「八重山黒木」の表記で販売していたが、「最高級黒木」の表記に変更している。
これまでは各々の産地別に表記していたが、産地を特定する証拠が乏しく、コンプライアンスの観点から、名称を変更した。
今後は産地呼称に拘らず、品質に拘って三線を販売していこうと思う。
そういえば、十数年前、銘苅氏の工房にお邪魔した際に氏が、「八重山とか輸入材とかは関係ないよ。良いクルチ(黒木)は良いクルチよ」と言っておられた事を思い出した。
沖縄三線 和於屋:長村