巨匠 銘苅春政の三線
造形美と音色を追求した逸品
氏の創り出す与那城型は「銘苅型」と言っても過言ではない
銘苅春政
1934年 玉城村生まれる。
24歳まで父の元で大工として働くが、腕の良さを見込まれこの道へ。
胡弓奏者としても県から沖縄伝統芸術の技能保持者に認定されている。
銘苅三線の特徴はその造形の美しさ。
特に与那城型は「銘苅型」といっても過言ではないほどだ。
美しさと音色の良さに多くの著名な三線奏者に愛用されている。若い頃の作品は男性的な太棹を製作。年齢を重ねるごとに女性的な、細く丸みを帯びた棹へと変化している。
どちらが良いかは奏者、それぞれの好みであるが、名人といわれた職人の変遷をみるのも面白い。